40年廃炉署名(1次集約分)と要請書を愛知県知事に提出

 9月30日(金)午後、老朽原発の廃炉を求める署名の一次集約分
と知事宛要請書を愛知県に提出しました。

 この署名は、40年廃炉訴訟の提訴の日に京都のグループから
提起され、当40年廃炉訴訟市民の会も呼びかけ団体の一つとなって
4月下旬から集め始めたもの。6月末に一次集約した9,561筆分は
既に原子力規制委員会に提出済みなので、その時の写真を載した
目録の提出です。

 署名提出の宛先は、原子力規制委員会委員長と福井県知事の
ほか関西広域連合等関西の府県と岐阜、愛知の各知事ですが、
原発の稼働に関して決定権を持たない府県の知事に対しては、
老朽原発の廃炉を願う住民の声を代弁して意思表明すること
を求めています。

 署名の趣旨を愛知県知事に具体的に伝えるために、県内の
賛同団体3団体(未来につなげる・東海ネット、チェルノブ
イリ救援・中部、核のごみキャンペーン・中部)の名前を連ね
た要請書も一緒に手渡しました。(▶︎要請書)

 この日対応していただいたのは、愛知県の防災局災害対策課
災害対策グループの班長の岡田氏と同グループの村井氏、そして
政策企画局企画課の課長補佐の水野氏と同課の岡田氏の4名。

 市民側は、当市民の会のメンバーと署名集めに協力いただいてい
る個人等の合わせて9名でした。

 取材は中日新聞と赤旗がきてくれました。いずれも翌日(10月
1日)の朝刊に記事が出ています。(末尾参照)

 最初に県の担当者に対し、市民の会事務局長がご挨拶と今回の要請
行動の趣旨説明を行った後、この日は奇しくも1999年東海村でJCOで臨界
事故が起きた日でもあったことから、事故の教訓を生かすことなく再
び福島で大事故を起したことの意味について述べ、事故は起こり得ると
考えておく必要があると強調しました。
20160930aichiken2s
 次に大村知事宛の要請書を市民の会の共同代表が読み上げ、災害
対策課の岡田氏に参考資料とともに手渡しました。
20160930aichiken1s
 そして、高浜1・2号機と美浜3号機の延長に向けた手続きの状
況を説明した後は、参加した市民それぞれから、なぜ廃炉の表明を
知事に求めているのかを訴えました。以下はその一部です。

・原発の是非については保留する人でも、老朽原発の延長を危惧す
る人は多い。世論は廃炉を求めている。

・福島事故直後だったと思うが、名古屋市の河村市長は若狭の原発
を自然エネルギーの専門家と一緒に視察に行かれた。記者会見で、
名古屋市は風下にあたり、木曽川水系が放射性物質で汚染されると
言ったので、普通に生活している主婦としてものすごく心配になっ
た。原発からの距離に関わらず(ここも)汚染される。高浜 3、
4号機は大津地裁の決定で止まった。琵琶湖の汚染を心配して市民
ががんばっている。延長された20年は事故が起こる確率が高い。
絶対、愛知県として 認めないと決定してほしい。こどもたちのた
めに廃炉にしなくてはいけないと思っている。

・要請書中に紹介したアンケート結果と同様、40年廃炉を求める声
は大きいと思う。愛知の世論も同様。京都府知事と同じように私た
ちに代わって大村知事に意見を表明していただきたい。

・県民の不安は、福島の事故が起きた時、やっぱり原発に安全はな
いんだと気づいた。知事として県民の命を守ってもらいたい。

・原発のあるところでは声はあげにくいと思う。だから愛知からも
知事が代表として声をあげてほしい。

・愛知県も福島原発震災後、原子力災害対策計画を改定したが、具体
的になっていない。関電との連絡の合意文書の運用についての文書
は公益性の高い文書なのでHPに載せて誰でもわかるようにしてほしい。
行動マニュアルも定めて、どの職員が見てもわかるように載せてほし
い。複合災害では災害対策課の皆さんは、今日の台風のように、いろ
いろと手を取られ、応援の職員も来ると思う。誰でも対応できるよう
マニュアルが必要。マニュアルがあってもその通りにはいかないのは
東電の通り。

・県のIT環境も問題で、どこの部署に聞いてもサーバーの容量が足り
ないので文書が載せられないなどというが、防災局独自にでも強化し
てほしい。
規制委員会はSPEEDIは使わないなどとしているが、自治体は使うと
思う。愛知県は岐阜県から情報をもらうと聞いたが、容量の大きい
データを受信できるのか。福島県では担当職員がデータが重いので
消去していて、県民には伝わらなかった。すぐにでも予算をつけて
整備してほしい。

・40年ルールができて、延長は例外中の例外のはず。最初から例
外は おかしいと思う。原発事故は万が一にも起こってはいけない
ということは、福島の事故で見せつけられた。どれほどお金をかけ
ようと工事できないところ、取り替えできないところもあるので、
危機感がある。大村知事には企業や国を見るのではなく、県民の
方を向いて、私たちの思いを汲んで、ぜひ廃炉にすべきと表明して
ほしい。知事にお伝えください。

・具体的な住民被害を考えれば無理というのは誰の目にも明らか。
余計なお金、労力をかける前に決断してほしい。税金も使われる。

・考えたくないことは考えないではまずいので対応をお願いします。


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(*)今回の署名提出に先立ち、原子力災害対策に関する質問書も
提出していましたが、回答に時間がかかるということで、次回の最終
集約後の署名提出時に一括で回答をいただくことになりました。
(▶︎質問書)

★「40年超原発の廃炉を求める署名」は、10月末日まで集めています。
 脱原発を目指すなら、まずは老朽原発を廃炉にしなければ!↓
http://kiseikanshi.main.jp/2016/04/21/hairo40-2/
★ネット署名フォームはこちら
https://fs224.formasp.jp/f389/form1/
紙版署名
http://www.jca.apc.org/mihama/hairo/sig_hairo201604.pdf


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【2016年10月1日赤旗】20161001%e8%b5%a4%e6%97%97%e6%8a%9c%e7%b2%8b

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