2/20(木) 鈴木達治郎氏 講演会

公開学習会
講師:鈴木達治郎氏(長崎大核兵器廃絶研究センター副センター長)
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弁護団の企画による公開学習会です。
 
と き:2月20日(木)14:00~16:00
場 所:愛知県弁護士会館5Fホール
https://www.aiben.jp/access/
入場無料、事前申し込み不要
 
<鈴木達治郎氏のプロフィル>
長崎大学核兵器廃絶研究センター副センター長。
日本バグウオッシュ会議代表。専門は原子力、科学技術政策。
東京大客員教授、原子力委員会委員長代理などを経て
2014年長崎大学へ。19年4月から現職。

 原発の稼働から必然的に排出される放射性廃棄物のうち、特に高レベル放射性廃棄物は、万年単位で人間環境から隔離する必要があります(1万年前は石器時代、氷河期が終了した頃、各地で農耕が始まった頃とされています。)。
 しかし、我が国においては、その最終処分の見通しは全く立っていません。
 
 そもそも最終処分場なるものの実現可能性はあるのか、費用はどれほど必要なのか、本当に日本の歴史を超えるような超長期の隔離ができるのかどうか、という根本的な疑問があります。このような核のゴミを作り出してしまった責任は、原発による電力の恩恵を受けている私たちの世代が負うべきですが、現実問題として、責任だけが将来世代に引き継がれる状況といえます。

 また、最終処分に関する研究施設として、岐阜県瑞浪市に瑞浪超深地層研究所があり、東海地方は核のゴミ問題は他人事ではありません。
 さらには、福島第一原発事故により発生した放射性汚染物質の中間貯蔵等についても、現在大きな課題となっています。福島第一原発からの汚染水、今後数十年以上続くであろう廃炉においても核のゴミ問題は切り離すことはできません。

 今回は、核問題研究の第一人者でもあり、元原子力委員会委員長代理も務めた長崎大学の鈴木達治郎教授をお招きして、核のゴミ問題についての学習会を企画しました。
 また、広く市民にもかかわる問題であることも踏まえ、一般市民も対象とした学習会となります。

 政府と電力会社は原発を推進していますが、今私たち世代がなすべきことを考える大変貴重な機会となりますので、ぜひ多くの会員の皆様にご参加いただきますよう、ご案内します。

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