新刊「原発の老朽化はこのように  圧力容器の中性子照射脆化を中心に」

BOOK1原発運転期限撤廃の危うさを深く知るための必読書  5/15発売!
4/29 高浜全国集会で先行販売します。しかも2割引

「原発の老朽化はこのように
・・圧力容器の中性子照射脆化を
・・中心に」

高浜原発1,2号炉、美浜原発3号炉の40年廃炉訴訟において原発老朽化問題研究会が作成 した中性子照射脆化の問題を論じた意見書を核に構成

著者: 原発老朽化問題研究会
協力: 老朽原発40年廃炉訴訟弁護団、
・・/老朽原発40年廃炉訴訟市民の会

編集・発行: 原子力資料情報室
発売元: アグネ技術センター
発行日: 2023年5月15日
初版1刷  [A5判・224ページ]
価格: 本体価格 1,500円+税10%

原発老朽化問題研究会とは

2002年の東電ひび割れ隠し事件をきっかけに、原発の老朽化をテーマに原子力資料情報 室に設置 された。意見書執筆者は、井野博満、後藤政志、小岩昌宏、青野雄太、高島 武雄、上澤千尋、 服部成雄、山口幸夫である。

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book1

 関電の老朽原発・高浜1、2号機と美浜3号機の運転期間延長認可等の取り消しを求 めて名古屋地裁で取り組んできた「老朽原発40年廃炉訴訟」。2016年の提訴から7年が 経過し、大詰めを迎えています。

 大きな争点の一つが、取り替えのできない原子炉容器の中性子照射脆化ですが、裁判 で追及する中で、ずさんな審査の実態がわかってきました。

 そもそも、原子炉容器は運転40年を想定して設計されており、40年を超える運転は想 定されていませんでした。中性子照射脆化は科学的にわかっていないことも多く、評価 はどうしても不確実性が高くなるのに、保守的な評価になっていないどころか、基本と なる試験や評価手法すらずさんなまま、老朽原発が動いてしまっています。

 しかし、被告・国は、このような試験、審査に何ら問題はないと開き直っています。

 これに対して、昨年12月の期日では、これまでもご協力いただいてきた原発老朽化問 題研究会による集大成とも言える意見書を提出しました。中性子照射脆化の審査はここ まで危ういものだったのか、と恐ろしくなる内容です。

 この度、同研究会と原子力資料情報室、弁護団、市民の会が協力して、意見書を書籍 化することができました。

 意見書だけでは難しいので、ていねいに注記を加え、弁護団による解説、Q&Aのほか 、原発全体の老朽化についてや当訴訟でも争点となっている電気ケーブルの老朽化、さ らには、40年廃炉期限撤廃問題についてなども盛り込みました。

 老朽原発がいかに危険か、そして、原子力規制委員会の審査を通っても老朽原発の安全は確保されていないことをわかっていただける思います。

 岸田政権のあまりにも無謀な老朽原発延長運転・原発回帰政策を止めるためにも、ぜひお読みください!そして、広めてください!

 なお、カバーイラストは、当会共同代表・茶畑和也さんです。ジャケ買い歓迎。

 40年廃炉訴訟市民の会では、本書を広めるため、4/29の高浜全国集会のほか、会員や 裁判期日にご参加の方などには2割引で販売いたします。

★本書の出版に合わせて開催中の原子力資料情報室の連続ウェビナーにもぜひご参加くだ さい!

次回は4/26(水)、井野博満さんです。
2023/04/12 ~ 2023/06/14 「原子炉の老朽化の現状と原因」
https://cnic.jp/46681

★老朽原発40年廃炉訴訟 原発老朽化問題研究会メンバーによる
「中性子照射脆化に関する意見書」(20221202 甲E第67号証)
https://drive.google.com/file/d/1qZ0GGQgwNN5YGE-xP6khvxBUZlRqiIQ5/view

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