報告:9/15原発回帰させるもんか!決起集会

9/15決起集会にご参加ありがとうございました💝
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 海渡雄一弁護士から「3.11後の原発訴訟の現状と展望  災害列島の原発に迫る第二の破局を私たちは止められるか?」と題してご講演をいただき、弁護団の北村団長、藤川事務局長も加わり、パネルディスカッションで控訴審の取り組みについて意見交換しました。
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 海渡弁護士のお話は、やはり、東電福島原発事故の被害の甚大さ、深刻さを踏まえることからと、帰還困難区域の実情を調査に訪れた写真から始まりました。そして、復興の名の下に、浜通りではイノベーション・コースト構想が進められ、軍民デュアルユースを目指す先端技術の研究開発拠点整備が進められている現状が紹介されました。
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 同じような争点、弁護団メンバーで、勝った東海第二原発(水戸地裁)と負けた島根原発2号機(広島高裁松江支部)の違いについての考察では、水戸地裁は、福島に近く、原告らも原発事故の影響を直接受け、よく記憶していたし、毎回の口頭弁論で原告意見陳述を行い、原発の危険性を訴えたことで、原発の他の科学技術とは違う本質的な危険性を裁判官に認識させることができた一方、松江支部は原発事故が発生する危険性を現実のものとして捉えさせること、原発の本質的な危険性を認識させることができなかったため、裁判官は避難計画に関心を示しながらも、深刻な原発事故は起こらないから当否を判断する必要はないとしてしまったと解説。
 水戸地裁判決の「原発の事故は、高度な科学技術力をもって複数の対策を成功させかつこれを継続できなければ収束に向かわず、一つでも失敗すれば被害が拡大して、最悪の場合には破滅的な事故につながりかねないという、他の科学技術の利用に伴う事故とは質的にも異なる特性がある。」これを認めたところは勝つ!と分析されました。
 東電刑事裁判や東電株主代表訴訟のお話もとても興味深いので、ぜひ録画、資料をご覧ください。
 後半のパネルディスカッションでは、当弁護団事務局長の藤川弁護士から海渡弁護士にお悩み相談も。控訴審の争点の絞り込みどうする問題について、海渡弁護士からはもんじゅ訴訟のご経験を踏まえたアドバイスがありました。
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 講演、パネルディスカッションとも控訴審の闘いにとても参考になる内容でした。お忙しい中(前日は金沢で東電刑事裁判の講演)、名古屋にお越しくださった海渡弁護士に心より感謝申し上げます。
 みなさん、録画と資料を広めてください!
 そして、10月9日の控訴審第1回口頭弁論にお越しください!
 よろしくお願いいたします。
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2025.9.15老朽原発40年廃炉訴訟控訴審決起集会 前半 海渡雄一弁護士講演
2025.9.15 老朽原発40年廃炉訴訟控訴審決起集会 後半 パネルディスカッション、質疑、控訴審について
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*海渡弁護士の資料より
<原子力技術の特異性>
Ⅰ)原子力施設の事故は、事態の進展に伴って収束せずに拡大していくこと。
Ⅱ)トライアルアンドエラーによる実験と実証、検証を踏まえた安全性の向上という過程を踏むことができないこと。
Ⅲ)地震や火山など、科学的に不確実な現象に対応しなければならないこと。
Ⅳ)原子力施設の事故被害が、
ⅰ)不可逆・甚大性…遺伝子を傷つけて回復できない。大量の被ばくは死に至る
ⅱ)広範囲性…極めて広範な地域(我が国に留まらない)に大量の放射性物質をまき散らす
ⅲ)長期・継続性…半減期が長く、原発の利用を承認していない将来世代にも深刻な被害を生じさせかねない
ⅳ)全体性…地域のコミュニティ(伝統や文化)を根こそぎ破壊する
という特徴を有すること。
原子力施設(再処理施設を含む)は、他の科学技術の利用に関するリスクとは質的に異なる危険を内在している。
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facebook報告掲載 https://x.gd/7wEXk

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